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2022年から高校の授業はこう変わる!

こんにちは!

やる気スイッチのスクールIE滝山校です。

今回の記事は、先日、文部科学省より公表された高校の学習指導要領の改訂案についてまとめてみます。

この変更は2022年度に入学する生徒、つまり2018年4月に小6になる生徒から順次導入される予定です。

①キーワードは「課題解決能力」

大まかな方針として課題解決へ向けて探究する力を伸ばすため

『主体的・対話的で深い学び』が出来るような内容に変わっていきます。

例えば、新たに「公共」という科目が新設され、集団の中でどうやって自立して生きていくか、

他者と橋梁してよりよい社会を目指す一因として必要な能力を伸ばしていくと言った教育が始まっていきます。

その他にも、国語では、より実用的な文章の読み書きを指導する科目が新たにできるなど、

詰め込み教育から、実際に仕えて課題を解決するための能力を養うという方向性が垣間見えます。

それでは、教科ごとの変更点や特徴を書いていこうと思います。

※強化は一部抜粋です。

②国語

これまであった「国語総合」がなくなり、新しくできた「現代の国語」「言語文化」が必修科目になります。

1つ目の現代の国語とは、社会生活で必要になる国語の知識や技能を身につけて、論理的に相手に伝える能力を高めることが目的とされています。スピーチや討論、報告書の作成の方法も指導される予定です。

2つ目の言語文化とは、過去の日本の言語文化についての科目です。古文や漢文を中心とした作品に親しんで歴史的・文化的な背景を学ぶ科目です

③地理歴史

現代社会の課題解決につながる考え方や表現方法を身につけるため「地理総合」「歴史総合」が必修科目となります。

地理総合は地理的な見方や考え方を伸ばし、課題を追及したり解決したりする科目です。地球環境や人口問題等について考え、持続可能な社会の実現を目指す、国際協力についても学ぶ科目です。

歴史総合は、今回の指導要領改訂の目玉ともされている科目で、世界史と日本史といった枠組みにとらわれずに近現代を学ぶ科目です。

産業革命や明治維新、第二次大戦や、戦後のグローバル化の進展など18世紀以降の出来事を扱い、現代のいろいろな問題に関する歴史を学びます。個々の細かな暗記にとどまらず、歴史の大きな変化に目を向けていく方針になっていくようです。

④公民

「公共」の科目が必修となります。今までの「現代社会」は廃止になります。

公共の科目は政治参加と世論の形成、日本の安全保障や少子高齢化など、現状の地球が抱える諸問題や

今後の動向について学んでいきます。

⑤数学

現在の「数学Ⅲ」「数学B」「数学活用」の内容を一部移行して新たに「数学C」が作られます。

これに伴って「数学活用」は廃止されます。日常生活の場面で数学駅な処理を活用して課題を解決する活動を充実させる予定です。

数学Cの単元にはベクトル、平面上の曲線と複素数平面、数学活用の数学的な表現の工夫が盛り込まれます。

数学Bには、統計学の入り口となるような正規分布を用いた仮説検定の方法や理解も扱う予定で、理系の仕事の課題解決には必要な分野が学べる予定です。

⑥外国語

大きく科目の再編が行われます。必修となるのは「コミュニケーション英語Ⅰ」だけになります。

コミュニケーション英語ではこれまで単語を暗記して読む能力に焦点があてられていた英語が、プレゼンテーションや文書の書き方にも領域がさらに広がっていきます。

新たに出てくる単語は1800語~2500語ほどになる予定で、小中学校の単語数と合わせると4000語~5000語になる予定です。

⑦まとめ

ここまで書いてきたように

 ・プレゼンテーション

 ・報告書の作成

 ・地球が抱える課題を理解

 ・論理的に相手に伝える

 ・歴史の大きな変化に目を向ける

といった、最初に書いた課題解決能力を養う、『主体的・対話的で深い学び』が充実することを思わせる内容です。

国語では早くも2020年度の大学入試改革から実用的な国語の内容が予定されているなど影響は大きくなりそうです。

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